木曜日。
午前中は、American Lawの授業と、HSBA(Hawaii State Bar Assciation)の若手法律家による"1L-Survival Kit"という名のオリエンテーションなど、Bar(アメリカの司法試験、州ごとに行われる)関係の、イベント。
午後は、バスに乗って、裁判所のツアー。
前日、「裁判所でえらい先輩方に会うのだから、失礼の無い、プロフェッショナルスクールの学生にふさわしい格好で来るように!」さんざん言われているにもかかわらず、ビーサン、短パンで来て、着替えに帰るわれらLL.M.チーム。笑
バスでダウンタウンまで行き、いくつかのグループに分かれ、グループごとに裁判所や施設の見学。
・State Circuit Court (州の第2段階の裁判所- appeal Court)
・US District Court (連邦- Federalの第一段階の裁判所)
・Judical Histry Center (ハワイの司法の歴史などの博物館)
・Superme Court Library (州最高裁の図書館)
※アメリカの司法制度、裁判所のシステムについては後述
それぞれの裁判所では,Court Room(法廷)での現役の裁判官たちによるお話。
さらには法廷裏の、裁判官のオフィスまで見せてもらった。サーフボードが置いてあったり、家族の写真が飾ってあったり、普通のオフィスっぽくてなんだか安心。
最後はSupreme Courtの法廷で、Chef Justice(州最高裁長官=ハワイ法曹界でたぶん一番偉い人)とわれらLaw Schoolの設立者でロースクールの名前にもなっている、元CJ William S. Richardson氏のお話。
遅れて部屋に入ったために席が無い!と思っていたら、法廷の中の席に座らせてもらえたので、とっても間近にすごい人たちを見ることができた。
写真は、真ん中、Retired CJ, 左後ろ、Dean(法学部長)、左前 CJ Ronald T.Y.Moon氏
CJのお話の後、全員が起立し、右手を上げて、宣誓。
"I ...... in the study of law, will conscientiously prepare myself;
To advance the interests of those I serve before my own,
To approach my responsibilities and collagues with integrity,professionalism and civility,
To guard zesalously legal, civil and human rights which are the birthright of all people,
And, Above all,
To endeavor always to seek justice.
This I do pledge"
(WIlliams S. Richardson School of Law Student's Pledge)
退出後、Supreme Courtの前にある、カメハメハ大王像をバックに集合写真を撮って学校に戻った。
これが入学式みたいなものなのかな。
オリエンテーションを通して感じたことは、ハワイ大学のロースクールは、ハワイの法曹界の卵を育てるための唯一の機関で、せまいハワイの法曹界では、ハワイ大学の卒業生を軸にとても強い縦横のつながりがあるのだなあということ。
ある教授が、「普通はCJに電話かけると秘書が出たりするものだけど、ハワイのCJは本人が電話をとる」なんて話していたけど、そんな感じ。
誰もが皆のことを知っている。そしてとっても親密。
そしてロースクールの学生は、ハワイの法曹界で活躍するための準備を3年かけて行うというスタンスにあるのだということ。そして期待されているのだということ。
なんだか面白い。